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令和6年度年末調整(マイナポータル連携)について
2024年11月20日
こんにちは。税理士法人 久保田会計事務所 経営財務部です。
前回は、今年の年末調整について(特に制度面での変更点について)記載させて頂きました。
今回は、徐々に広がりつつある「マイナポータル連携」について、現状をご紹介いたします。
■年末調整とは
年末調整とは、1年間の給与総額が確定する年末にその年に納めなければならない税額(年税額)を
計算し、それまでに給与から源泉徴収された税額との過不足額を求め、その差額を徴収または還付し
精算する手続きです。
■マイナポータルとは
マイナポータルは、政府が提供するオンラインサービスで、各種行政手続きに必要な情報を
一元的に管理・確認できるシステムです。
■マイナポータル連携とは
マイナポータル連携とは、年末調整や所得税確定申告の際に、マイナポータルを通じて
控除証明書等のデータを一括取得し、各種申告書の該当項目へ自動入力する機能です。
年末調整においては、以下の項目が連携対象となります。
(生命保険料控除証明書、地震保険料控除証明書)
契約している保険会社等がマイナポータル連携に対応している場合、あらかじめ連携の設定を
しておくことで、連携が可能になります。
(国民年金保険料控除証明書)
ねんきんネットを利用することで、マイナポータルから証明書の交付を受けることができます。
(小規模企業共済等掛金控除証明書)
iDeCo(個人型確定拠出年金)などの掛金に関する証明書も、マイナポータル連携を
設定しておくことで取得できます。
(住宅ローン控除に関する証明書)
住宅ローン控除を受ける際には、以下の2種類の証明書を使用いたします。
①年末残高等証明書
住宅ローンを契約している金融機関がマイナポータル連携に対応している場合、
連携設定を行うことでデータを取得できます。
②住宅借入金等控除証明書
借入初年度に確定申告を行った後、税務署から交付される証明書です。データ交付を希望した場合、
例年10月下旬頃にマイナポータルを通じて取得できます。
参考→https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/mynumberinfo/mnp_junbi/nenmatsu.htm
■マイナポータル連携のメリット
マイナポータル連携をすることにより、控除証明書等を自動取得するので、入力の手間が省けたり、
入力ミスが減少するメリットがあります。
また、マイナポータル上にデータを集約することで、自身の情報を一元管理することができます。
■まとめ
最初の設定には少し手間がかかるかもしれませんが、一度設定してしまえば、
以後の手続きが大幅に簡素化されます。
ぜひこの機会に、マイナポータル連携を試してみてはいかがでしょうか。
税理士法人 久保田会計事務所では、法人税や所得税等の税務申告だけでなく
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