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相続税課税割合がついに9%へ
2023年06月28日
こんにちは。税理士法人 久保田会計事務所 資産承継部です。
今回は相続税の課税割合についてお話しさせて頂きます。
国税庁が発表する相続税の申告実績の概要によると、
2021年分の相続税の課税割合は9.3%とついに9%を突破し
過去10年で最高となっています。
元々基礎控除額の引き下げ前の2014年分の相続税の課税割合は4.4%でした。
それが基礎控除額の引き下げ後の
2015年分の相続税の課税割合は8.0%と一気に上昇しています。
ですが、そこから比較しても2021年分は+1.3%とかなり上昇している様です。
要因を特定することは難しいですがその1つとして地価の高騰があるのではないでしょうか。
2015年の公示地価平均は約18万円でした。
これが2021年には約23.5万円まで上昇しています。
路線価は公示地価等をもとに決定されるので、この影響は少なくないと思います。
またこの数値は平均ですので、
場所によってはもっと大きな差がでてくるところもあると思います。
そして相続税の課税割合という点では直接関係ないかも知れませんが、
被相続人の数(死亡数)も気になるところです。
2015年の死亡数は約129万人(内課税対象者10.3万人)でしたが
2021年は約144万人(内課税対象者13.4万人)とかなり増えています。
この死亡数は2040年まで増加すると言われており、割合に影響があるか分かりませんが、
少なくとも申告件数は今後も増加するのではないでしょうか。
税理士法人 久保田会計事務所では、法人税や所得税等の税務申告だけでなく
相続対策や事業承継のお手伝いや経営コンサルティングを通してお客様の継続と発展を支援致します。
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