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『経営者のための読むコーチング』 第9回「PDCA」
2023年02月17日
『経営者のための読むコーチング』シリーズは、
経営上のいろんな決断の場面を想定して、その時、何を考え、何を決断するのか、
読むだけで頭の整理をして、気づきを得て頂くことを目指しています。
では、本題に移ります。
前回は、日々の行動が洗練される「単年度経営計画」について書かせて頂きました。
今回は、「PDCA」について書かせて頂きます。
P(プラン:計画)D(ドゥ:実行)C(チェック:確認)A(アクション:改善行動)、
計画―実行―確認―改善の頭文字をとってPDCAと言っています。
いわゆる経営サイクルです。この経営サイクルの仕組みをいかに社内に作るか。
せっかく考えた事業プランを使って確実に成果を上げるために、なくてはならない仕組みです。
それぞれにポイントがありますので、次回以降、個別に解説したいと思います。
今回は、この経営サイクルそのものについて考えてみましょう。
既に軌道にのった事業を継続するのには、この仕組みは大きな威力は発揮しません。
目先の業務をこなし、毎年、毎月、毎日のルーティーンをこなしておけば、
大きな問題はないところです。実際に会社の業務の大半はルーティーンワークです。
一方で、好調だった既存の事業も、社会や環境の変化、ライバル企業の参入などにより、
いつか下降線をたどることがほとんどです。
その時に、事業内容をリニューアルし、あるいは新規の事業を開始しなければ、
早晩立ちゆかなくなってしまいます。
そこで何をすれば良いか。何をするか、この事業プランを決めるのが計画であり、
その計画を成果に結びつけるのが経営サイクルです。
この仕組みなしに新規の事業プランを考えても、アイデア倒れになることが多いです。
何故なら、経営者を初め、社内はルーティーンワークで手が一杯になっているからです。
ついつい、先送りされてしまい、又は、やりっ放しで成果がでないという結果になります。
また、表層的にPDCAを回していると、知らず知らずに目標が目的になってしまい、
本来のゴールを見失うことになります。
頻繁に振り返り、改善すべき点、上手く行っている点を話し合う機会を仕組みとして
備えておくことが重要です。
では、お尋ねします、
・今まで思いついた事業プランで、改めて挑戦したいものは何ですか?
・その事業プランをやりきるのに必要なものは何でしょうか?
・その事業プランの成否をいち早く測る方法はありますか?
「PDCAの経営サイクル」と事業プランがあれば鬼に金棒です。
では、次回は、PDCAの「P(プラン:計画)」について詳しく書かせて頂きます。
【自己紹介】
事務所を承継して以来「オープン経営」に取り組んできました。
企業が業績や企業の方向性を社内にオープンにしていくことで、
経営者と社員の利害を一致させ、全社員が同じ方向に協力し合う経営環境を造れます。
そのメリットは計り知れず、経営者が1人で悩んでいたビジネスモデルの更新や、
経営戦略の実践に抜群の力を発揮します。そして、経営者の内向なストレスをなくします。
とは言え、社員が会社の将来を不安に思わないか、
お金の使い方について批判されたり追求されたりしないか、
正しく理解してもらえるだろうか、などなど経営を公開することに不安はつきません。
閉鎖的な会計事務所業界にあって、オープン経営に取り組み、
そして成果を上げてきた私自身の経験も踏まえて、
「オープン経営」に取り組まれる経営者のお手伝いを積極的にさせて頂いています。
税理士法人 久保田会計事務所では、法人税や所得税等の税務申告だけでなく
相続対策や事業承継のお手伝いや経営コンサルティングを通してお客様の継続と発展を支援致します。
京都で50年間積み重ねた経験が、きっと皆様のお役に立つものと信じております。
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