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『経営者のための読むコーチング』第3回「経営の目的」

2022年08月12日

所長

『経営者のための読むコーチング』シリーズは、経営上のいろんな決断の場面を想定して、

その時、何を考え、何を決断するのか、読むだけで頭の整理をして、

気づきを得て頂くことを目指しています。

では、本題に移ります。

前回、経営を承継するにあたり、

経営者としてのゴールは何か、という質問をさせて頂きました。

今回は、そのゴールを達成するために、大切なものの一つについて書かせて頂きます。

今回からは後継者に限らず、すべての経営者に共通するコーチングです。



事業を独りで遂行する場合には、前回お伺いしたゴールが経営の目的と一致します。

例えそれが、極めて個人的な嗜好に基づくものであっても、全く問題ありません。

どちらかと言えば、個人的な嗜好に基づくゴールの方が、

経営者の事業に打ち込む情熱がより沸き立つのではないかと思います。


しかしながら、事業を独りで完結するのは難しいものです。

特に、ある程度、規模が大きくなると、協力者が必要になってきます。

最大の協力者と言えば、やはり社員です。

経営者独りでは手が回らない事を、社員に助けてもらう訳です。


そこで、協力する社員の立場になって考えてみましょう。

自分が働く会社の事業の目的が、経営者の個人的な嗜好で、

それが、共感できるものかどうか。

共感できるものであれば、全く問題ありません。

ところが、経営者だけにしか理解できない目的であったり、

経営者だけの幸福を追求するものであったりした場合、

誠心誠意、経営者に協力することができるでしょうか。


そこで、社員にも共感できる事業の目的が必要になります。

難しい解説は抜きにして、この目的を「経営理念」と言います。

経営理念のまとめ方については、別の機会にさせて頂きます。では、お尋ねします、


・経営理念は、まとまっていますか?

・その経営理念は、社員の立場からも、心から支持できますか?


他社の経営理念を覗いてみようと思えば、

そこそこの大手企業であれば、ホームページに掲載されています。

教科書的に良いか悪いかは別にして、大切なことは、社員にも共感できるかどうかです。


経営理念に社員が共感できると、組織としての会社のベクトルが同じ方向に向かいます。

そうなると1人と1人の力の和が、足し算ではなく、かけ算になり、

ゴールに向かう力が格段に上がります。


そして、この質問に明確に答えられ無かった方。

チャンスです。是非、社員と一緒に経営理念を明確にまとめ直されることをお薦めします。



では、次回は、経営の目的である経営理念を達成するために、

必要なものの一つ、ビジョンについて書かせて頂きます。




【自己紹介】

事務所を承継して依頼「オープン経営」に取り組んできました。

企業が業績や企業の方向性を社内にオープンにしていくことで、

経営者と社員の利害を一致させ、全社員が同じ方向に協力し合う経営環境を造れます。

そのメリットは計り知れず、経営者が1人で悩んでいたビジネスモデルの更新や、

経営戦略の実践に抜群の力を発揮します。そして、経営者の内向なストレスをなくします。

とは言え、社員が会社の将来を不安に思わないか、

お金の使い方について批判されたり追求されたりしないか、

正しく理解してもらえるだろうか、などなど経営を公開することに不安はつきません。

閉鎖的な会計事務所業界にあって、オープン経営に取り組み、

そして成果を上げてきた私自身の経験も踏まえて、

「オープン経営」に取り組まれる経営者のお手伝いを積極的にさせて頂いています。




税理士法人 久保田会計事務所では、法人税や所得税等の税務申告だけでなく

相続対策や事業承継のお手伝いや経営コンサルティングを通してお客様の継続と発展を支援致します。


京都で50年間積み重ねた経験が、きっと皆様のお役に立つものと信じております。


地下鉄丸太町駅より徒歩一分、税理士法人 久保田会計事務所に何でも御相談下さい。

お待ちしております。




              
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