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『久保田博之の経営者のためのコーチング体験記』第11回 課題を整理する
2021年08月09日
コーチングをする中で、何から手を付けて良いのか分からない場合があります。
また、クライアント(コーチングを受ける人)自身が
いろんな課題に気がついていない場合もあります。
そんな状況で、対話をしていても何か他人事のままで、建設的な話合いにはなりません。
そこで、教えて頂いたのが、ホワイトボードを使って課題を整理する方法です。
自分の事はなかなか見えませんが、他人の事は比較的見えやすい事が多いです。
おそらく皆さんにも経験があると思います。
そこで、他人の事や他部署の事でも構わないので、
問題に感じていることを具体的に聞いていきます。
実際にクライアントに聞いてみました。
問題なのか、文句なのかわかりませんが、批判的な項目が見事に噴出しました。
「○○○○のここは変えた方が良い。」
「○○○○と××××は相性が悪く上手く行っていない。」
「いっそうのこと△△△△の取組は止めて、元に戻した方が良い。」などなど。
コーチの立場からは、面白い展開でしたが、
経営者の立場からは、冷静に聞くことがとても辛かったのを思い出します。
さて、そんなときの幹部の態度は、というと全く他人事です。
次に、この出てきた問題をホワイトボードに書き出していきます。
部署や人を具体的に書込み、そこに問題点を追加していくことで、
上手く行っていない関係性や部署が見やすくなります。
ここで、必殺の質問を投げかけます。
「この中で自分の場所に印を付けて下さい。」
そして「ここにある根本的な問題は何か?」、
「自分の強みを活かして出来ること、すべきことはないか?」
この質問を投げてからクライアントが話し出すまで、じっくり我慢して待ちました。
少し時間はかかりましたが、自分が良くも悪くも、どんな影響力を持っているのか、
また、影響力を持つべきなのか、そんなことに気づいてもらえました。
他人事が自分事になった瞬間です。
一旦、自分事になると、評論家的に見ていた問題も違った見え方をし始めます。
この回はここで終了して、次回までに、何ができるかを考えてきてもらうことにしました。
《小屋先生から受けた主な質問、アドヴァイス》
現状をクリアに整理することで、自らゴールを設定するようになる
ドローンで自分の職場を上の方から見たらどうみえるか
ここにある根本的な問題はなにか
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