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株式承継のタイミング

2020年09月23日

経営支援事業部

こんにちは、経営支援事業部です。

今回は、株式承継のタイミングについてご説明させて頂きます。



我々もよくお客様から「株式はいつ渡せばいいのか?」とご相談を頂きます。

以前ブログに書かせて頂きましたが株式は経営者にとって重要な資産です。

ですので、我々も安易にいつでもいいですよ、と答えることはありません。



ですが、後継者も決まっており、事業を承継していくことが決まっているのであれば、話は別です。

そしてそのタイミングとしては、基本的には株価が低いときです。



株式の異動には、贈与にせよ、売買にせよ資金のことを考える必要があります。

当然ながら株価が高ければ税負担も多く、株価が低ければ税負担は少なくすみます。



では、株価が低いのはいつかというと、まずは業績が悪いときです。

現在、中小に限らず多くの企業は新型コロナウィルスの影響により業績は大きく落ち込み、

過去最大の赤字をだしている企業も多くあります。

事業存続のかかった今に、そんなことを考えている余裕はないとお考えの方も

たくさんいらっしゃることは重々承知ではございますが、

今後の自社の事業承継を考えれば今が株式承継を検討するタイミングとしては

悪くないということは事実です。



自社の業績だけでなく類似業種比準価額も重要になります。

株式評価で重要な要素を占める類似業種比準価額は、2020年3月が大きく下がりました。

これも新型コロナウィルスの影響です。

しかしその後も低い状態が続くのかと思いきや、

4月には若干回復し6月時点では完全に回復した様です。

すでに回復してしまいましたが、

この類似業種比準価額の金額も株式承継のタイミングとしては非常に重要です。



もちろん業績が悪くなるのを待つだけでなく計画立てて株価対策をしっかりやることも重要です。

(参考:小売業の類似業種比準価額は1月395円、2月383円、

3月318円、4月338円、5月365円、6月395円)



株価は1つの要素でなく複数の要素で金額が決まります。

当事務所では現状の株価や今後の株価対策、今後の承継スケジュールも含めて検討させて頂きます。



もし株式承継にお悩みの方がいらっしゃいましたら、いつでもご連絡下さい。



              
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