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会計の本質

2020年08月19日

経営支援事業部

こんにちは、経営支援事業部です。

今回は「会計の本質」について考察してみたいと思います。



皆さんは、「会計」と聞いてどのような印象を持たれるでしょうか?

「難しいし、会社のことだから自分には関係ない。」と言ったところでしょうか!



京セラの創業者であり、現在名誉会長である稲盛氏は、

「会計がわからんで経営が出来るか!」と仰っていますが、

経営にとって会計とは切っても切り離せないツールであると言えます。

また、稲盛氏は、「物事の本質を追究するためのもの」とか

「経営の判断基準のためのもの」と仰っておられ、その考え方は、

経営管理システム「アメーバ経営」に活かされています。

ある税理士さんは、「会計の本質」は、"リスク計算"であると言われ、

経済活動にどれくらいのリスクがあるのかを計算するためのものであると示唆されています。

過去に起こったことを正しく計算し、

それを元に将来起こるであろう"リスク"を計算し対処するという、

至って未来指向型の考え方だと思われます。

いずれにしても両者は同じことを言っていると思われます。



本来「会計」とは、企業の経済活動を計測するためのツールであったわけですが、

経済の発展と共に、企業会計原則を始め、税金を計算するための会計、

投資家が投資を判断するための会計、グローバル化に伴って出来た国際会計基準などのように、

目的によって様々な「会計」が出現しました。

ですから冒頭にも述べましたように、「会計は複雑で難しい。」という印象を持たれるのだと思います。



ところが、私達の身近なところでは、家計簿も実は会計なのです。

近代以降私達は経済活動なしには生きていくことは出来ません。

ですから会計を知っていて損することはありません。

企業にとって「会計」とは、全ての経済活動を、

その活動の主体者(経営者等)が数値的に理解するためのツールであり、

経営の判断基準を提供してくれるツールであると言えます。

私達会計の専門家は、その目的に応じていろいろな会計を使い分けていますが、

経済活動の主体者である経営者等に解りやすく説明することも業務としています。

「会計」についてご不明な点、利用方法等、ご相談頂ければと思います。




              
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