KUBOTAX BLOG
- HOME
- KUBOTAX BLOG
- 在庫管理について
在庫管理について
2020年07月15日
こんにちは、経営支援事業部です。
緊急事態宣言が解除され、経済状況も徐々に回復はしておりますが、
たくさんの事業者の方からは、
100%戻るのはまだまだ時間がかかるという声をよくお聞きします。
事業者によっては依然として厳しい状況が続く中、
改めて適正在庫量の把握や運転資金円滑化のための在庫管理が
重要になってくるのではないでしょうか。
今回は在庫管理の手法としてABC分析(重点管理)をご説明します。
ABC分析とは、商品を売上実績の大きい順に、A、B、Cの3つに区分し、
管理の重点を決めるのに用いる分析です。
複数の商品の優先順位を決めることで、在庫を効果的に管理することができます。
Aグループは、売上の大部分を占める最重要品目ですので、
絶対に欠品を起こさない様なきめ細かな在庫管理が必要です。
Bグループは、中間に位置する品目ですので、
現状維持もしくは品目によっては重点管理も必要になります。
Cグループは、重要度は低く、Bグループに達しそうな商品に関してはそのままでも、
それ以外の商品については、取り扱いを中止することも検討が必要です。
こうして在庫を区分したうえで在庫の適正化を目指すのがABC分析になります。
このABC分析は、シンプルで中小企業の皆様でも取り入れやすい手法になります。
ですが、実際にこれを取り入れるためには、詳細なデータが必要になります。
当然ですが、在庫管理をするには詳細に在庫を把握することが必要になりますし、
売上は商品毎に売上がどれだけあるかを把握する必要があります。
販売管理システム等の導入が進んでいる会社は、難しくないかも知れませんが、
こういったシステムの導入が進んでいない会社は、過去の数値を把握することや、
今後どうやって把握していくかの整備が必要になります。
ただし、こういったデータは在庫管理にとどまらず、
会社の今後の販売戦略や経営計画を立てて行くためには
必須になりますので、これらを把握していない方は是非一度取り組んで下さい。
私たち経営支援事業部では、データ把握のためのお手伝いから、
そのデータの活用まで、幅広い支援をさせていただいております。
もし、自社で行う事が困難であれば、いつでもお気軽にお問い合わせいただければ幸いです。
平日 9:00 ~ 17:30