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経営方針発表会
2019年11月06日
こんにちは、経営支援事業部です。
今回は、経営方針発表会(経営計画発表会)について、
その意義と効果について述べてみたいと思います。
最近では中小企業でも経営計画を作成する企業は増えていますが、
経営計画発表会を開催している企業はまだ少ないのではないでしょうか?
実際、私どもが経営支援に関わっている数十社のうち発表会を開催しているのは、
約10%の数社にしか及びません。
大企業(上場企業)に於いては、
有価証券報告書に経営方針等の報告が義務づけられていますが、
中小企業には経営計画の作成も報告も当然義務化されていません。
1.経営方針(計画)発表会の意義
①経営計画の作成が前提
当然ですが、発表会をする以上は経営計画の作成が前提となります。
経営環境が激しく変化する昨今において、
年に一度自社の経営を見つめ直し、今後の方向性を考え、
書面に残しておくことは経営にとって必須のことではないでしょうか!
②1年間の区切りを付ける
経営方針発表会というイベントを通じて、
1年間の反省をし「ケジメ」を付けることで、
新しい1年に挑戦するという気持ちを醸成することが出来る。
2.経営方針(計画)発表会の効果
①自社の方向性を共有することで一致団結できる
全社目標は勿論のこと、各部門の目標を発表することで、
社員全員が自社の方向性を共有し、協力体制が構築出来る。
②経営計画を内外に発表することで、自社の応援団を作ることが出来る
自社の方針を内外に発表することで、
「よし、それだったら私も協力しよう!」と社員は勿論のこと、
金融機関を始めとした債権者からも協力を得られる可能性があります。
但しこの場合には、三者(経営者・社員・債権者)の納得する
経営計画を作成することが条件となります。
③妥協が最小限に抑えられる
経営者が経営計画を作成して、もし誰にも発表していなければ、
「どうせ自分が決めたことだから、この目標は先延ばししよう!」
と妥協が生まれるかも知れませんが、内外に発表(宣言)していれば、
その目標を達成しようと努力するものです。
当事務所に於いても、約20年間毎年11月に経営方針発表会を実施しております。
牛の歩みかも知れませんが、
毎年着実に構成員及び組織が成長していることを実感しています。
会社によっては経営計画の全ての内容を発表することは出来ないかもしれませんが、
アクションプランと売上高・粗利・営業利益目標と
チョイスした項目のみの発表でも構いません。
年に一度のケジメ(儀式)として、
経営方針(計画)発表会を行うことは大きな意義と効果があると思います。
私ども経営支援事業部では、経営計画作成の支援はもとより、
その発表会のサポートも行っております。
どうぞお気軽にお声かけください。
平日 9:00 ~ 17:30