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1on1ミーティング
2019年02月20日
こんにちは、経営支援事業部です。
本日は人材マネジメント手法の一つであり、
弊所や弊所のクライアント先でも実施されている
「1on1ミーティング」についてお話をさせていただきます。
(参考図書:著者 世古詞一 「シリコンバレー式最強の育て方 人材
マネジメントの新しい常識1on1ミーティング かんき出版」)
人材が育たない、突然の退職で組織が混乱、
組織に主体性や活気がない、
多かれ少なかれこのような組織の問題を抱えている
企業経営者は多いのではないでしょうか。
1on1ミーティングは、このような組織の問題を排除して
組織を成長、活性化させるマネジメント手法として注目されています。
1on1ミーティングは、もともと最先端と言われるIT企業が
集積しているあのシリコンバレーで多く実施されていました。
1on1ミーティングとは、上司と部下のミーティングですが、
それは部下のための時間であり最低月1回(30分程度)
毎月継続して実施することが望まれます。
ミーティングは毎月1回以上実施しているという企業も多いかもしれませんが、
重要なポイントはそのミーティングが「業務」に焦点を置くのではなく、
部下「個人」に焦点を置いているということです。
ミーティングの中身は、
「信頼関係づくり」と「成長支援づくり」の2ステージに分けられます。
まず、信頼関係づくりは
①プライベートの相互理解
(業務以外の雑談を通して場の雰囲気を和らげることを目的とします。)
②健康チェック(心身の状態や業務量などを確認します。)
③モチベーションアップ
(マイナス面を最少化、プラス面を最大化することを意識します)
を毎回実施します。
次に、成長支援づくりは、
①業務組織課題(業務組織に関して、
主に「緊急では無いが重要なこと」に焦点を当てて話し合います。)
②目標設定(丁寧な説明で目標を具体化し、目標達成の結果得られることと、
出来そうなイメージ構築を重視します。)
③能力開発支援(部下の能力を自覚させ次のステージへの成長を促します。)
④方針伝達
(組織、上司からの逆ホウレンソウを実施し、部下自身の主体性を促します。)
の4つのテーマのうちから1テーマを毎回実施します。
1on1ミーティングは、信頼関係づくりをベースとしていることと、
上司から部下への指導や説得といった時間ではなく部下のための時間であり、
上司が部下の思いを聴き出し共感することがポイントとなります。
最先端の知識と技術が企業の将来性を大きく左右するためシリコンバレーでは
特に人材が宝と言われておりますが、最先端と言われる企業でさえ
上司と部下の定期的なフェイスtoフェイスによる信頼関係づくりを
重要視している点が新鮮です。
組織内の人材が相互に強い信頼関係を築いて一致団結し、
主体的に活動し、また個人のトラブルには組織が早期に気づいて対策、
突然の退職なども減らすことができれば今以上に素晴らしい発展を
果たせる企業は多いのではないでしょうか。
経営改善は、事業そのものとその管理体制の改善、
そして組織が上手く機能して初めて実現します。
私たち経営支援事業部は様々な視点から企業の成長発展を支援しております。
お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。
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