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製造業における生産計画

2017年06月14日

経営支援事業部

こんにちは、経営支援事業部です。

製造業の経営改善を行っていくうえで、工場における生産管理が

しっかり行われているかを検証することは大事であり、

工場の規模が大きくなればなおさらです。

そこで今回は、生産管理業務の中で中心となる

「生産計画」について触れてみたいと思います。

生産計画には、「大日程計画」、「中日程計画」、「小日程計画」の3種類があり、

目的別に使い分ける必要があります。

1.大日程計画

①単位・期間

1~3ヶ月程度(開発計画などでは半年~1年)

②内容・活用目的

・受注予則に基づいた、リソース計画

(不足する工数:人・設備の採用や教育・育成、投資計画)の立案

・アイテム(群)ごとの納品計画

③イメージ

納期に対して、材料発注から検査完了(梱包済み)までのリードタイムを勘案して、

月の作業が持ち工数で収まるかを見たり、前工程(成形)がいつ完了していて、

後工程(検査・計量・梱包)にいつ着手できるか等を見える化する。

④担当者

経営者や技術営業担当及び工場長が担当することが望ましく、

自社の工場の生産能力を把握していることが必要となります。

2.中日程計画

①単位・期間

1週間~数週間

②内容・活用目的

・外部、部署間・工程間のインターフェース計画の確認

(資材等の受発注、中間材等の確保、在庫計画)

・アイテム別、生産数量

③イメージ

数量管理品番を中心に、受注(内示)及び前月までの動きを参照しながら、

日ごと(週ごと)の作業数量計画を立てる。

また、検査済み在庫の数量も勘案しながら、日(週)の作業数量を計画する。

④担当者

一般的には、工場長及び資材調達担当で行う。

アイテムごとの工程管理を確り行うことが必要となります。

3.小日程計画

①単位・期間

1~3日程度

②内容・活用目的

・日々の生産の段取り計画(人員配置、時間ごとの生産計画等)

・担当者別、時間ごとの作業計画

③イメージ

担当者別に、作業可能数量での作業日程(時間割)を組んで、

空いている時間を見える化し、

その空いている時間に数量管理品番の在庫積み増し分などの作業を入れていく。

④担当者

各部署・各工程の責任者が行い、作業日報等で管理し、

計画と実績との差を定期的に確認しながら、作業可能数量を修正していく。

以上のように「生産計画は」生産管理の目的である、

生産資源の3M:人(Man)、設備(Machine)、原材料(Material)を有効活用し、

Q(品質)・C(コスト)・D(納期、数量)の最適化を図る為には必須であると言えます。

当経営支援事業部ではこのような支援も行っておりますので、お気軽にご相談下さい。

              
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