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経営計画のモニタリング
2016年09月07日
こんにちは。
経営支援事業部です。
これまで当ブログでも経営計画策定の重要性についてはお伝えして参りましたが、
今回は計画策定後のモニタリングについてお伝えしたいと思います。
(モニタリングとは)
モニタリングとは経営計画の実行状況をチェックし、
計画と実績値の乖離状況を分析することです。
モニタリングをすることで計画の達成度合いの評価や
未達の場合の対応策を検討していくため、
経営計画を達成する上で重要な役割を持っています。
モニタリングを実施する上でのポイントは、
経営計画に織り込まれた施策(アクションプラン)や数値計画について、
実行状況を具体的に検証することです。
(モニタリングが機能しない)
経営計画を策定してもモニタリングをしていない、
できないというお話しを伺うことがあります。
モニタリングが機能しない原因としては以下のようなものが考えられます。
①経営課題が十分に把握できていない
経営計画を策定する上で経営課題を把握することは必要不可欠ですが、
その課題把握が不十分であり、
計画の方向性を誤ってしまうことで計画自体が実行されないことがあります。
②経営者の覚悟が足りない(納得していない)
策定した経営計画にはまず初めに経営者がその計画に納得し、
絶対に計画を達成するという覚悟が必要です。
これらが欠けてしまうと従業員や利害関係者との意思疎通が十分に行われず、
計画がうまく実行されず、結果モニタリングまでたどり着きません。
③アクションプランが立案できていない
経営計画については数値目標だけでなく、
その数値目標を達成するための施策をアクションプラン(5W1H)まで
落とし込むことが必要です。
これが不十分であれば数値目標との対比しかできず、モニタリングが機能しません。
④数値目標を欲張ってしまう
利害関係者などに公表するため、実現可能性が低いと分かっていながらも
高めの目標を設定した経営計画を策定してしまうことで、
計画と実績が大きく乖離してしまいモニタリングの効果が薄れてしまいます。
モニタリングを行うことで経営計画も十分に活かされ、
経営状態もより良くなっていきます。
またモニタリングを行いやすいように計画策定時に
施策やアクションプランを細分化、数値化し
経営管理体制を整備しておくことも重要です。
当事務所ではこれら課題把握からモニタリングまでの
経営サイクルをお手伝いするMAS監査サービスを提供しております。
経営サイクルがうまく機能していないとお悩みの方はご相談下さい。
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