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医療費控除について
2016年08月31日
こんにちは、財務事業部です。
今年も残すところあと4ヶ月となりました。
今回は、来年の確定申告のために、
医療費控除を受ける場合に気をつけたい事項について整理をしてみたいと思います。
【医療費の合計が10万円を超えていなくても】
10万円を超えないと医療費控除が受けられない、
と思われている方が多いようですが、
10万円と総所得金額の5%のいずれか少ない金額を超えた部分が
医療費控除の対象になります。
【医療費から差し引く金額】
健康保険組合などから支払われる高額療養費や、
生命保険契約などの特約により支払われる入院給付金などを受け取っている場合は、
その金額を支払った医療費から差し引かなければなりません。
その結果、引き切れない金額があったとしても、
他の医療費から差し引く必要はありません。
【高額療養費の対象になった医療費】
前項についてですが、健康保険組合などで、
高額療養費の支給を受ける場合、
申請額の全額を医療費の対象から除外される方もおられますが、
高額療養費を超える部分の金額は医療費控除の対象になりますので、
計算に加えて下さい。
【スイッチOTC薬の登場】
平成29年度分の確定申告からは、スイッチOTC薬控除制度が導入されます。
(詳しくは当ブログの平成28年2月3日号をご覧下さい。)
従来の制度による医療費控除は、今年分までとなります。
来年からは、領収書類の保存方法もより細かく区分していただく必要があります。
医療費控除は、所得税だけでなく住民税でも適用があります。
細かい領収書の整理・集計は面倒だとは思いますが、
確定申告をされてみてはいかがでしょうか。
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