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フリーキャッシュフローとは
2016年06月15日
こんにちは、経営支援事業部です。
今回はフリーキャッシュフローの内容と向上策についてご説明します。
(フリーキャッシュフローとは)
金融機関などからの借入金の返済原資には手元の現金預金や、
新たな調達資金も考えられますが、
最も重要なものがフリーキャッシュフロー(以下、FCF)となります。
FCFとは企業が本業の営業活動や資産売却などの投資活動で獲得した
キャッシュフローの合計額のことです。
この金額については企業がどのように処分(借入返済や貯蓄等)するか
企業が自由に決められることからFCFと呼ばれます。
(フリーキャッシュフローの向上策)
FCFを向上させるためにはその構成に着目し、
1つずつ改善を行っていくことが重要です。
着眼点としては以下の4つがあります。
①本業の利益増加
FCFの向上のために最も重要なものです。
利益=収益(収入)-費用(支出)ですので、
利益を効率よく獲得することでFCFも向上します。
②運転資金の圧縮
以前のブログ
(http://www.kubotax.com/blog/2015/07/post-557.html)でもご紹介しましたが、
運転資金を圧縮することもFCFの向上には重要です。
売掛金や在庫の滞留を減らし資金化することでFCFは向上します。
③法人税等の節税
脱税は問題外ですが、正しく節税することで納税額を抑えることができますので、
こちらも重要なことです。
④設備投資と資産売却
FCFの向上には支出を抑えることが効果的ではありますが、
事業継続のために最低限必要な維持更新投資は毎期行う必要があります。
また事業に使用していない遊休資産については維持コストも無駄になりますので、
売却して資金化することも選択肢として考えられます。
FCFは事業を継続していく上で非常に重要な経営数値の1つです。
当事務所ではFCFの改善なども含めた
経営計画の立案のお手伝いをさせて頂いておりますので、
一度ご検討頂ければと思います。
平日 9:00 ~ 17:30