KUBOTAX BLOG

こんにちは、経営支援事業部です。

今回は事業承継対策の手法の一つとして会社分割について

ご説明させて頂きます。

会社分割とは組織再編のひとつで、

簡単にいうと複数の事業を行っている会社が

その事業の一部を外部に切り離すことをいいます。

会社分割は下記のような場合に有効とされています。

【後継者候補が複数いる場合】

後継者候補が複数おり、後継者の決定に悩んでいる場合には、

事業の一部を切り離し、その事業をもって新しく会社を設立し、

それぞれの会社を後継者に引き継がせることができます。

【不採算事業がある場合】

後継者は決定しているが、事業の一部に不採算事業があり、

現状のまま後継者に会社を引き継ぐのに不安がある場合には、

不採算事業だけを切り離し、会社を正常な状態にしたうえで、

後継者に引き継がせることができます。

【株価が高額の場合】

自社の株価が高額である場合には、会社分割により事業を切り離せば、

資産、利益の規模が小さくなり、株価が下がり、

後継者への株式の異動もしやすくなります。

会社分割は資金が乏しくても実行可能で、

上記以外にも様々な状況でその活躍が期待される事業承継対策の手法ですが、

株主保護や、債権者保護手続きはもちろんのこと、

どの事業を切り離すか、切り離し後の損益、キャッシュフローの状況、

さらには得意先との関係まで、そのシミュレーションが非常に重要になってきます。

当事務所では、そのシミュレーションから実行管理まで、

万全のサービスでご支援させて頂きますので、

ご検討中の方がいらっしゃいましたら、ご一報頂ければ幸いです。