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「価格設定」による売上改善

2016年02月10日

経営支援事業部

こんにちは、経営支援事業部です。

今回は売上改善を図る価格設定についてお話しさせていただこうと思います。

売上高はご承知の通り「数量✕単価(価格)」によって決定づけられます。

価格設定の目的は、この算式数値を最大化させることです。

では、値上げをすべきか、値下げをするべきか、

どういった視点で価格を検討すれば良いのでしょうか。

価格決定においては、いわゆる3C(顧客・競合・自社)の視点で

整理をすすめれば方向性が見えてきます。

まず顧客ですが、これは市場を考えることになります。

その市場が成長市場なのか縮小市場なのか、

成長市場であれば需要が増加傾向にありますので従来価格より値上げを検討し、

市場が縮小に向かっているときは値下げを検討することになります。

市場の見極めが終われば次は競合他社を分析します。

同市場における競合他社はどこになるのか、どれくらいの競合が存在しているのか、

またその競合先と自社との違い(強み・弱み)は何なのか、

明確な強みの差別化が出来ていれば値上げを検討し、

そうでなければ値下げを考慮していきます。

ある程度の価格設定が見えてくれば最後は自社の損益構造を確認します。

直接原価、固定費等を考慮して

充分な利益を確保できる価格設定なのかそうでないのか、

市場と競合状況から算定した価格帯において利益を確保できる状態でなければ

そもそも算入すべき市場ではなくなったということになります。

市場環境、競合環境は日々変化しています。

中小企業は一般的に値決めが不得手といわれています。

定期的に市場、競合を分析し、価格検討をされることをおすすめします。

また、価格設定においては割引制度も検討してみる価値があります。

例えば、セット販売での割引、購入数量に比例しての割引、予約販売に対しての割引、

紹介経由での割引などが考えられると思います。

これらは数量を増やすことで売上高を最大化させる戦術です。

値上げ・値下げ・拡販を図る割引、

価格設定一つをとってもいろいろな検討課題があります。

何をどこにいくらで販売していくのかという事業領域の決定は非常に重要です。

経営支援事業部では経営計画を通して

各種戦略策定からその実行サポートをさせていただいております。

お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。

              
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