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こんにちは、相続支援事業部です。

一般社団法人信託協会から、

平成２７年９月末における「教育資金の一括贈与」と

「結婚･子育て資金の一括贈与」の利用状況が公表されました。

（教育資金の一括贈与）

この制度は、平成２５年４月１日からはじまり、

教育資金贈与信託の契約数（累計）は１４１,６５５件、

信託財産設定額（累計）は９，６３９億円となり、

１件当たりの平均金額は６８０万円となっております。

なお、直前半年間（平成２７年４月から平成２７年９月）の新規契約数は２３，１０１件、

信託財産設定額は１，６０９億円となり、

１件当たりの平均金額は６９６万円となっております。

また、信託財産設定額（累計）９，６３９億円のうち、

既に１，２０５億円が教育関連費用として支払われており、

その結果として、贈与を受けた親権者の世帯の家計に余裕ができたことにより、

教育以外の消費の面でも効果を発揮しているのではないかと思われるとのことです。

（結婚･子育て資金の一括贈与）

この制度は、平成２７年４月１日からはじまり、

結婚・子育て支援信託の契約数（累計）は２，６９５件、

信託財産設定額（累計）は６３億円となり、

１件当たりの平均金額は２３３万円となっております。

取扱い開始以来、半年が経過しましたが、

着実に利用が広がってきているとのことです。

（制度の利用）

「結婚･子育て資金の一括贈与」は

制度の開始以来６ヶ月しか経過していないこともありますが、

「教育資金の一括贈与」の制度と

相続発生時の税務上の取扱いが異なるなどの理由により

その利用件数等も少なくなっているのではないかと思われます。

両制度とも、平成３１年３月３１日までの信託の開始等について適用がありますが、

両制度の違いについてもよく理解していただいた上での利用をお勧め致します。

これらの制度のご利用を検討されておりましたら、当事務所までご相談下さい。