KUBOTAX BLOG

こんにちは、相続支援事業部です。

東京、名古屋、大阪の国税局に超富裕層向けのプロジェクトチームが設置されました。

（目的）

従来から、財産債務の明細書、

法人税の税務調査時の代表取締役の資産状況の確認等、

税務署で富裕層について資産状況等の管理等が行われていますが、

超富裕層（重点管理富裕層）の個人と

その個人が役員等を務める法人等々について、

海外取引、所得税、資産税等を含めて中長期的な管理をし、

総合的な調査を実施できる体制を整備するための様です。

（２７．０９．０２のＫＵＢＯＴＡＸ ＢＬＯＧにも記載されています

「財産債務調書」の改正もありました。）

（重点管理富裕層）

重点管理富裕層に該当する基準としては

形式基準として、見込保有資産総額が特に大きい者（金額の基準は不明です）、

実質基準として、形式基準に該当しない者のうち、一定規模以上の資産を保有し、

かつ、国際的租税回避行為その他の富裕層固有の問題が想定され、

重点管理富裕層として特に指定する必要があると認められる者

となっているようです。

（管理方法）

「重点管理富裕層名簿」が作成され、

重点管理富裕層とその関係者等をグループとして法人も含めて

Ａ・Ｂ・Ｃの３つのグループに分けて管理され、

その情報は各国税局間で共有されるようです。

以上のような管理により、より漏れの無い調査等が行われるようになるようです。

今後の動きに関しても、随時ブログでお知らせしていきたいと思います。