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こんにちは、財務事業部です。

今年も年末調整の時期が近づいてきました。

（年末調整）

年末調整は、給与所得者を対象としています。

会社などが給与を支払う際に所得税及び復興特別所得税の源泉徴収が行われていますが、

源泉徴収されている金額の１年間の合計額は、

必ずしも給与所得者がその年に納めるべき所得税額とはなりません。

そのため、源泉徴収されている金額と納めるべき年税額とを一致させる必要があります。

この手続が、年末調整です。

年末調整は、原則本年最後の給与を支払うときに行われるものです。

そして、年末調整を行うためには、従業員の方に扶養控除等申告書と

保険料控除申告書兼配偶者特別控除申告書を記入して頂く必要があります。

また、生命保険料控除などの控除証明書や、年の途中入社で前職がある方がいらっしゃる場合は

前職分の源泉徴収票を従業員の方からお預かりする必要があります。

スムーズに年末調整を行うためには、

これらの事を少しでも早く終えておくことがポイントとなると思います。

（今年の注意点）

前回の財務事業部のブログで書かせて頂きましたが、

マイカー・自転車通勤者の通勤手当の非課税枠の改正がありました。

この改正により、改正を適用した源泉徴収額と実際に徴収した金額とが異なる場合には、

遡って源泉徴収をやり直す必要はなく、年末調整で精算することとなっています。

そのため、従業員の方にこの改正に該当する方がいらっしゃる場合は、

今年の年末調整の際に注意が必要となりますので、

該当する方がいらっしゃるかどうか事前に確認しておきましょう。

（その他の注意点）

年末調整では医療費控除は行えませんので、

年末調整を行った上で、会社から交付された源泉徴収票を使って確定申告を行いましょう。

また、今年も引き続き所得税と併せて復興特別所得税を納める必要があります。

年末調整の際に漏れている事例があるようですので、

復興特別所得税を併せて計算することをお忘れなく。