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ポーターの基本戦略
2014年05月21日
こんにちは、経営支援事業部です。
今回は、ポーターの基本戦略についてご説明させて頂きます。
企業は、市場においてどういうポジションをとって、どう戦っていくかが重要で有り、
競争上の優位性を獲得するためには,
次のような戦略が有効であるとポーターは主張しています。
(①コストリーダーシップ戦略(低原価戦略))
これは、競争企業よりも低い原価を達成することにより、
コスト面でのリーダーシップをとろうとする戦略です。
これにより市場の占有率を高め、規模の経済を享受し、
いっそうのコストダウンを実現させるというものであり、
業界最大手の企業がよく選択する戦略になります。
規模の経済...ある製品について、生産量の大きい方が、製品単位当たりのコストが低いことをいう。
(②差別化戦略)
これは自社の製品やサービスを他社に見られない特色を出すことで、
業界内で独自のポジションにおく戦略のことです。
例えば品質・デザインで独自の特徴をだしたり、
アフターサービス等の体制で競争企業との差をつけるといった政策があります。
これは他社にはない付加価値の提供を主眼としているため、
マーケットシェアは高くない場合が多く、他社との競争を回避できるため、
コストリーダーシップ戦略と異なり業界最大手以外の企業でも採用される戦略です。
(③フォーカス戦略(集中戦略))
これは市場を細分化し、上記のコストリーダーシップ戦略・差別化戦略を
特定のセグメントのみに焦点を合わせ、経営資源を集中させる戦略です。
コストリーダーシップ戦略・差別化戦略は業界全体に対して、
それぞれの目的を達成することを狙いとしていますが、
フォーカス戦略は競争範囲を特定のセグメントに絞り込み、
そこを対象に低原価又は差別化を達成することを狙いとしています。
上記のような競争戦略を立てるのは、会社の方向性を決める上で重要であり、
短期的・中期的な経営計画を作成する上でも、重要になってきます。
当事務所では、今まで多くの企業様の経営計画を作成してきた実績がありますので、
お困りの際には、お気軽にご相談いただければ幸いでございます。
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