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自ら考える力を身につけよう

2014年04月09日

経営支援事業部

こんにちは、経営支援事業部です。

世間では桜の花はすっかり咲き誇っていますが、

4月といえばそれぞれ新しい環境に身を置く方も多いのではないでしょうか。

特に学業を終えられて社会人になられる方は、不安と期待を胸に抱いていることと思います。

そこで今回は新入社員の方々へのメッセージを書きました。

まずは現在の時代背景ですが、目まぐるしく変わる経営環境のうち企業活動にとって

最も影響が大きいのが、超少子高齢化社会により生産年齢人口が減少するという

縮小化社会が進展しているという時代環境下にあるということではないでしょうか。

日本の人口は2009年をピークに毎年30~50万人の人口減少に転じています。

即ち毎年地方都市が一つ消滅している勘定になります。

こうした縮小化社会においては、「良いものを作れば売れる」、「良いサービスを提供すれば儲かる」

という考え方は通用しません。

ますます熾烈になる企業間競争が様々なサービスや付加価値を生み出し、

社会や消費者の変化する要求に応えることが出来ない企業は淘汰されるでしょう。

即ち従来のビジネススタイルでは通用しなくなってきているのです。

時代の変化や社会のニーズの変化を敏感にキャッチし、

ビジネスの手法を柔軟に変化させることが求められます。


今までは会社が事業プランや様々なルールを定め、

社員がそれに従って働くという統制型管理の経営が一般的でした。

決められた時間に出社し、終業時刻まで働き、上から与えられた仕事をこなしていくというものでした。

しかし企業という組織のあり方は、いま大きく変化しつつあります。

社会や顧客、消費者のニーズを的確に捉えて事業機会を生み出していくためには、

制度や規則で社員をひとくくりに管理するというやり方から、

社員一人一人の創造性を高め、付加価値を生み出していくことを促進させるような環境を整え、

生産性を高めるための組織作りが必要です。

こうした組織においては、一人一人が自ら考える力を身につけ、

多様で常に変化する社会のニーズや課題に応えていこうという姿勢が大事です。

そして、価値観を高めていくことは勿論ですが、自ら考え判断するための拠り所となるものが、

所属する会社の経営理念であり、ビジョンです。

所属する会社という組織がなぜこの社会において存在するのか、

社会に対してどのような価値を提供していこうとしているのか。

そうした組織の大きな方向性をしっかりと理解し、これを判断の拠り所とすることが肝要です。

希望に満ちた新社会人を迎えられた経営者の皆さん、

当事務所では会社の経営を一日掛けてじっくり考える

「将軍の日」(中期経営計画立案セミナー)を開催しております。

ご興味のある方は当事務所のホームページよりお問い合わせ下さい。

              
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