KUBOTAX BLOG

こんにちは、経営支援事業部です。

今回は、平成２５年３月８日より受付が開始されております、

「経営改善計画策定支援事業」について改めてご案内させていただきます。

（制度趣旨）

この制度は、借入金の返済負担等、財務上の問題を抱えていて、

金融支援が必要であるにもかかわらず、自ら経営改善計画等を策定することが

難しい中小企業・小規模事業者を対象としており、

中小企業経営力強化支援法に基づき認定された経営革新等支援機関が

中小企業・小規模事業者の依頼を受けて経営改善計画などの

策定支援を行うことにより、中小企業・小規模事業者の経営改善を

促進することを目的として創設されました。

（内容）

具体的には、全都道府県に設置されている中小企業再生支援協議会に

『経営改善支援センター』を新設し、一定の要件の下、

中小企業・小規模事業者が経営改善計画の策定を支援した

認定支援機関に対し負担する経営改善計画策定支援に要する

計画策定費用及びフォローアップ費用の総額について、

経営改善支援センターが、3分の2（上限２００万円）を負担するというものです。

（現状）

現状、全国で申請された件数は約３０件ほどと聞いておりますが、

今年度予算として国はこの事業に４０５億円の予算を確保しております。

単純に上限で計算しても約２万社の策定支援を行うということになりますが、

まだまだ活用がすすんでいないのが現状のようです。

ただ、金融支援にかかる合意形成には必ず計画策定が必要となりますので、

今後の活用が期待されます。

当事務所は、経営革新等支援機関であり、当支援事業の申請についても

数社の申請準備をすでに開始しております。

経営改善計画をどのように策定すれば良いのか不安な事業所の方、

お気軽にご相談いただければ幸いです。