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代表取締役社長 死亡!
2012年08月29日
こんにちは経営支援事業部です。
私が担当する会社で代表取締役社長が亡くなられるという
ご不幸がありました。
亡くなられた社長様のご冥福をお祈り申し上げますとともに、
遺族の皆様には謹んでお悔やみ申し上げます。
後継者を誰にする?
同社長は数年前から闘病の傍ら後継者候補の準備をある程度
しており、後継指名をしていたため役員会ではもめることなく
新社長を選出することができました。
事業承継が社会問題となって10年くらいたちますが、やはり
後継者選びは事業承継の際の最重要課題であり、出来れば
現役の間に交代しておくことが望ましいでしょう。
代表取締役死亡交代に伴う手続
新社長はすんなり決まったのですが、交代に伴う手続は
結構沢山(以下の通り)あり、これらを早急にする必要があります。
①新代表者(代表取締役)の選任・・・死亡届を受理してから
2週間以内に登記
②社葬扱いにするかどうかの判断(会社での主催が必要)
③(死亡)退職金の支給・・・株主総会の決議が必要
④弔慰金の支給
⑤許認可関係の変更届
⑥各種契約関係の変更
⑦金融機関への変更届
⑧官公庁(税務署・都道府県・市区町村・年金事務所・労働局等)
への変更届
⑨各種団体等への変更届
⑩各取引先への案内 等々
後継者を育てていなければどんなに頑張っても50点
経営コンサルタントの新将命氏が45歳で日本人初のJ&J社の
社長に就任したときに、当時の会長から次のように諭された
そうです。
「これからの数年間で、たとえあなたが社長としてどれだけ
立派な業績をあげたとしても社長職を辞するときまでに
自分の後継者を育てていなければ、私はあなたに50点以上の
点数はつけられない。」
即ち、人材育成と後継者育成は、経営者が考えるべき
最重要課題のひとつである。と同氏は述べています。
人材育成は投資である
優れた経営者は、人を道具として扱ったりはせず、資産として扱い、
人材育成をコストとはみなさず、投資としてみなすものである。
人を育てることの大切さを説いた言葉はたくさんありますが、
以下に少し紹介しておきます。
「金を残す人は下、事業を残す人は中、人を残す人こそが
上なり」(後藤新平氏)
「1年単位でものを考えるならば、穀を植えよ 10年単位で
考えるならば、木を植えよ 100年単位で考えるならば、
人を育てよ」(中国の故事)
現役の経営者の皆さん、出来れば、ご自身の目の黒いうちに
後継者を育てて引継ぎをしておきたいものです。
当経営支援事業部ではこのような相談にも応じます。
お悩みの方は是非ご一報を!
平日 9:00 ~ 17:30