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コスト削減の取り組みについて
2012年02月15日
こんにちは経営支援事業部です。
利益を上げるための費用削減については、経営を維持していくために
熱心に取り組んでおられるかと思います。
しかし、このコストダウンにも収益性向上につながる良いコストダウンと、
かえって利益が減少してしまう悪いコストダウンが存在します。
悪いコストダウンとしては、利益を追いかけるあまりに
自社製品の品質まで落としてしまうケースや、
実は社内の効率化を工夫することでコストダウンできた工程を
外注に出してしまうことでかえってコストがかかってしまうケースなど
があるかと思います。
こうなっては、コストは削減できたものの、品質を落としてしまったことで
売り上げの低下を起こしてしまったり、余計なコストをかけてしまって
利益を脅かすことになりかねません。
こうしたリスクを最小限に抑えるためにもコストの管理を
しっかりと行っていかなければなりません。
一般的にコストダウンには二種類の考え方があります。
ひとつは「コストリダクション」
コストリダクションは、まず市場の分析を行って売価の目標を
設定してから目標利益を差し引いた原価を設定します。
そして、その目標とする原価を達成するために製品の仕様や工程、
原材料などの設計段階からすべてを見直して徹底して
コストの削減を図っていきます。
もうひとつは「コストコントロール」
こちらは現場で行うコストダウン活動のことで、
目標原価の達成のためにいかに品質を維持しながら、
設備や要員を効率よく管理していくかという考え方です。
コストダウンの効果としてはコストリダクションが8割で、
コストコントロールが2割と言われています。
つまり、現場で行うコストダウンだけではなく、
全体を見渡してそこに本質的な問題が存在しているならば、
徹底的に工夫、管理して見直すことでロスの削減につながる
ということですね。
本質的に無駄はないか、効率化を図ることができないかということを
会社全体でじっくり取り組んでみると、
意外な落とし穴や気づきがあるかもしれません。
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自社の現状を把握したうえで、将来をシミュレーションすることで、
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