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「 市場の捉え方 」
2011年12月21日
こんにちは経営支援事業部です。
今回は市場の捉え方についてお話をさせていただこうと思います。
国内外の多くの企業がひしめき合い、
かつライフスタイルが多様化している時代、
企業には市場を的確に捉える能力が求められています。
市場をグループ分けすることをセグメンテーションといい、
分けられたグループをセグメントといいます。
先ずは的確なセグメンテーションを行い、
そこから自社が強みを発揮できるセグメントを探し出し
マーケティング施策や商品開発を進めていくことが重要です。
このセグメンテーションが不十分であれば
後のマーケティングや商品開発に支障をきたしてしまいますので、
押さえておかなければいけない4つの視点を
ご紹介させていただきます。
①実際に測定可能であるか?
市場規模や境界について明確な基準(数値等)で
測定可能かどうかということです。
感覚によって括り方が変わってくるようでは
適正なセグメンテーションが行えません。
②到達可能なセグメントであるか?
統計数値等を使って「○○な人」というセグメントを
ターゲットにしたとしてもアプローチできなければ
戦術まで落とし込めません。
自社がアプローチ可能なセグメントにすることが必要です。
③市場は十分か?
ニッチなセグメントを掘り起こしたとしても
継続的にビジネスが維持可能なセグメントでなければ
売上を確保できません。
特に売り切り商品を投入するときには注意が必要です。
④実行可能性はあるか?
法規制やコスト面、あるいは物流事情において
実行可能性が極端に低くなることがあります。
例えば世界市場に対してセグメンテーションを行っても
自社に体力がなければ世界市場での販売は
当分先になるかもしれません。実行可能性のあることが重要です。
以上原則的な4つの視点をご紹介させていただきました。
消費者ニーズが多様化する時代、市場は常に変化しています。
いま一度、市場の確認をされてみてはいかがでしょうか。
平日 9:00 ~ 17:30