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こんにちは、経営支援事業部です。

2010年11月03日

今回は財務諸表の簡単な説明とその活かしかたについて

4回にわたってお話を進めてまいりたいと思います。

第一回は財務諸表のうちの「損益計算書」についてのお話です。

 

「損益計算書」は名前のとおり企業の収益と費用を表示し、

企業の経営成績を明らかにするための財務諸表です。

そのフォームはシンプルで3つの区分に分けて表示されます。

 

第一の区分は、"営業損益計算"の区分です。

売上高から売上原価を差し引いて、さらに人件費など

営業にかかった諸々の経費を差し引いてやることによって

企業の純粋な営業活動から生じる損益(営業損益)を表示します。

ここでは企業の経営成績、つまり本来のお商売での儲けが明らかとなります。

 

第二の区分は、"経常損益計算"といって、

ここでは第一の区分で算出された営業利益に営業活動以外の

取引にかかる損益(利息や有価証券の運用による損益等)を影響させて

企業の収益力を明らかにします。

ここで出た損益を経常損益といい、

会社が行った通常サイクルでの活動の利益となります。

 

そして、第三の区分は、"純損益計算"といって、

第二の区分までで計算された損益に臨時的な損益等の

特別な損益を加減算して企業の処分可能な利益の増加額を明らかにします。

ここで計算されるのが税引前当期純利益であり、

ここから税金の額を計算し、税金をマイナスすることにより、

当期純利益が計算されます。

これが企業の経営成績となるわけです。

 

損益計算書の区分と利益の構成がハッキリすれば、

どの部分の費用が大きくて無駄なコストがかかっているか、

どの部分で利益が上がっているか等を把握できます。

また、この情報をもとに、前期間との比較、

同業他社との企業間比較等を行うことでも、

損益計算書の数字を活かすことができ、

今年はこの費用が多くかかっているな、ということや

他の会社と比べると原価率が高すぎるので努力しよう、

といった新たな課題や改善点などがみつかるでしょう。

 

税理士法人 久保田会計事務所

              
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