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2011年度税制改正のゆくえ
2010年11月01日
いよいよ2011年度の税制改正に向けての議論が
政府税調を中心に活発になってきました。
今のところ報道されている主なものの中で気になるのは
①相続税の税率引き上げ、基礎控除削減などの課税強化
②相続時精算課税贈与の孫への適用
③法人税率5%引き下げ
④繰越欠損金の使用制限
です。
特に気になるのが④です。
④の具体案として繰越欠損金の使用を
利益の50%を上限とする案がでています。
80%が赤字と言われる企業がようやく立ち直ろうとした時に、
いきなり税負担が発生することになります。
抜本的な経営改善をするような再生企業にとっては
企業存続に関わる大きな問題です。
中小企業を守るために金融円滑化法を作っておきながら、
一方で増税により再生に壁を作るようなことでは困ります。
今後の税制改正手続きの予定は、
2010年12月中頃 政府税調より税制改正大綱の発表
2011年1月から3月の国会審議
2011年4月より改正税法の施行
となります。
法人にも個人にも影響の大きな改正項目が沢山ありますので
今後の展開に目が離せません。
税理士法人 久保田会計事務所
税理士 久保田博之
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