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"問題"の価値化
2010年03月31日
PDC支援事業部です。
今月はこの項が当部署からの最後の発信です。
今月の最初の項(3月3日発信)で約束しました通り、
問題を価値化する(課題に変える)方法について触れたいと思います。
まず「問題」とはなんでしょうか?
当然試験ではありませんので「質問」ではありません。
ここでは「問題とは、物事を成し遂げるに当たって
阻害要因となっていること」と定義しましょう。
"物事を成し遂げようとする"="目標を持つ"ことによって
はじめて「問題」が認識されることになります。
即ち目標と現状の格差(ギャップ)が「問題」なのです。
ちなみにこれは個人でも組織(企業)でも同じことがいえます。
このように考えると「問題を克服すること」が目標(理想)に近づく、
即ち「価値あるもの」に変わることになるのです。
ですから「問題」から逃げずに真正面から向き合うことが、
問題を価値化する第一歩になるのです。
では「問題」とどう向き合えばよいのでしょうか?
ある本に書いてあったのですが、この世の全てのものは
必ず"良"と"悪"、"可"と"否"、"嬉しい"と"悲しい"、
"幸"と"不幸"等々が表裏一体の関係にあるそうです。
ですから"阻害する要因"があれば必ず"プラスの要因"もあるはずなのです。
つまり問題の解決方法は外にあるのではなく必ず内にあるのです。
問題を自分のこと、自分達のこととして捉え、しっかり分析することにより、
その原因が内にあることに気付くはずです。
そうすると「この原因を取り除けば・・・」=「課題」になり、
問題は価値化され"プラス要因"も手伝って必ずや解決の方向、
即ち目標達成へと導き出されることでしょう。
そしてこのような思考回路を持ったヒトや組織(企業)は
必ず継続発展するものと確信します。
先月はバンクーバー冬期オリンピックで盛り上がりましたが、
アスリート達はオリンピックに出ること、そしてメダルを取ることが
目標ですが、その目標のために厳しい練習に耐え自分自身と戦いながら、
現状とのギャップ(問題を)一つずつ克服しながら目標を達成していきます。
それはきっと「感動」という価値を手に入れるために、
たとえメダルが取れなくても、そのこと自体が彼らの財産になることでしょう。
まずは「問題」を自分自身のこと、自分達のことと捉えることから
問題の価値化が始まり、「感動の経営」へと繋がっていくと思います。
平日 9:00 ~ 17:30