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中小企業のM&A
2010年03月08日
中小企業におけるM&A(企業買収)が盛んになっています。
M&Aというと、つい最近では破談になったキリンとサントリーなど
大会社同士やいずれかが大会社であるイメージが強かったところです。
それが、ここ最近になってお客様からも身近な中小企業同士のM&A
の話を聞かせて頂く機会が増えてきました。
目的はいろいろありそうですが、かなり積極的に検討されている
中小企業も増えているようです。
例えば、営業地域の拡大、資格を持った人材の確保、
異業種への参入などなど。
また、その企業がもつ営業関係の許認可を目当てにした
M&Aも多いようです。
これからは、中小企業であってもM&Aを常に意識しておく
必要がでてきました。
M&Aを意識した場合、まず何をしておけば良いか?
会社の業績を良くする「会社磨き」は当然のことながら、
以外と盲点になっているのが会社の経理の適正化や
財務のスリム化です。
売る立場であっても買う立場であっても財務が不透明なままでは、
企業価値を適正に主張できません。
財務の健全化などは気がついてから実施しても
急にはできませんので日頃の意識や準備がとても重要です。
私たちがM&Aをお手伝いさせて頂く機会もあります。
私たちが特に得意としているのは、企業の財務調査、
いわゆるデューデリジェス(財務DDともいいます)です。
調査に寄せて頂いて、経理が透明になっていて不要な資産も少なく、
スリムな財務内容だと早く報告書を作成でき、
まさしくタイミングが命のM&Aにはうってつけです。
逆に経理がずさんで、遊休資産や仮払金なんかが沢山計上されていると、
低い評価をせざるを得なくなります。
一度、M&Aを意識して経理状況を見直されることは
決して無駄なことではないと思います。
中小企業の会計の重要性も増してきました。「中小会社会計基準の
チェックリスト」もありますので、大いに活用されてはいかがでしょうか。
税理士法人 久保田会計事務所
税理士 久保田博之
平日 9:00 ~ 17:30