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おにぎり屋たんと【事業拡大編】~第三十九話~
2010年03月13日
今回は、おにぎり屋たんと【事業拡大編】第39話。
初めてご覧いただく方は是非
からどうぞ。
限界利益・損益分岐点を学び計画を見直しています。
しかしなかなかうまくいきません。
そんななか売上について考えています。
その上で大事なこととは・・・
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『はは、慣れない内はそう感じてしまうかもしれませんね。
けれどお客様視点というのを忘れなければ、小町さんなら
きっとすぐ色々な案を思いつくようになると思いますよ。』
「そ、そうでしょうか・・。でも、元々おにぎり屋を始めようと思ったのも
美味しいと喜んでくださったお客様の笑顔が嬉しかったからですし・・。
・・・そうですね、頑張ります。」
なんとなく初心を思い出したような心持ちで頷いた。
『そうです、その意気ですよ。
ちなみに・・小町さんと同じ食べ物屋さんを例としてあげるなら・・
ラーメン屋さんの「煮玉子」「替え玉」「チャーシュー」。
それに・・アイスクリーム屋さんのトッピングなども同じでしょうか。』
女性にはもう珍しくはないかもしれませんが、と海苔巻さんが笑う。
「ああ、そうか。そうですね。」
言われてみればどれも、メインだけじゃなくちょっとプラスしてみようかなと
心をくすぐる一品だ。
『でしょう?あまり比べて考えることもないでしょうから
ピンとこないかもしれませんが・・・
実は皆さん同じ事をされているわけです。』
「あ、じゃあ・・・。あれも同じですかね?美容院でのヘッドスパとか・・・。」
今でこそそう珍しいものでは無いが、行きつけの美容院で
「お試しで如何ですか?」と声をかけられた時はびっくりしたのを覚えている。
ちなみに。お試し価格という事もあって・・やってみてもらったのは言うまでもない。
『そうそう。その通りです。こんなものも選べるのか、という
ちょっとした『喜び』がお客様の満足に繋がったりするんですよ。』
「なるほど・・とすると。うちが力を入れているのはランチだから・・・。
・・・・・・・・・あ。
女性なら甘いものもちょっと欲しくなったりするかもですよね。」
ランチランチ・・・と考えてふとそんなことを思いつき。
「春ということで一口サイズのぼた餅なんてどうでしょう?」
と海苔巻さんに問えば。
渋いですねぇ、と返ってきた返事の意味を。
「=売れなさそう」という意味ととるか。
「=返って新しいかも」という前向きな意味にとるか。
少しばかり反応に迷った私なのであった。
第40話へ続く。
平日 9:00 ~ 17:30