KUBOTAX BLOG

KUBOTAX BLOG

  1. HOME
  2. KUBOTAX BLOG
  3. おにぎり屋たんと【事業拡大編】~第二十七話~

おにぎり屋たんと【事業拡大編】~第二十七話~

2009年12月19日

今回は、おにぎり屋たんと【事業拡大編】第27話。

 

初めてご覧いただく方は是非

おにぎり屋たんと【事業拡大編】第1話

からどうぞ。

 

小町さんの計画

【売上】44,000円/日

【変動費】→材料費:13,200円/日

【固定費】→人件費+雑費:31,800円/日(28,800円+3,000円)

からどうして【45,428】という金額が出るんですか?

というお話の続きです。

+++++++++++++++++++++

 

『はい、その考え方で合っています。

ちなみに・・小町さんの飲み込みが早かったので

もう必要ないかもしれませんが・・・』

 

一応、と笑って海苔巻さんがこちらに向けたレポート用紙には

もう一つの図が描いてあって。

 

H21.12.19分.JPG先程海苔巻さんが説明してくれたままの内容になっていた。

②を足が出るぎりぎりの売上金額とする場合、固定費が①寄りになれば赤字。

逆に③寄りになれば黒字。

そんなところだろう。

 

「いえいえ、ぱっと目で見て理解しやすいので有り難いですよ。」

 

別にお世辞ではなく。図や、表といった物はあるにこしたことはないと思う。

 

「で、ですね。考え方は分かったんですが・・

これからどうやって計算するんですか?」

 

いやぁ、良かった良かったとにこにこしていた海苔巻さんに早速質問してみる。

内容が分かってくると次の行程に早く進みたくなる性分なのだ。

 

『まぁまぁ、そう焦らずに。ではご説明いたしますと・・

この計算が出来る様になると損益分岐点、

ええと先程から「ぎりぎりライン」とか「最低限の売上」と

言っているものを出すことが出来ます。』

 

それは分かってますってば、と言うように次を促せば少し苦笑して。

 

『はは、怖いなぁ。

それでは、実際に数字を使って計算してみましょうか。』

 

そう言うと、私の方に電卓を向けてスッと差し出し。

 

『せっかくなので、小町さん自身の手で計算してみてはいかがでしょう?』

 

なんて笑顔で言われたので。

 

「は、はい。ええと・・まずはどの数字を使えばいいんでしょうか。」

 

海苔巻さんの様に指全体をくまなく動かす真似は出来ないものの、

電卓の上には形だけ・・・それもぎこちなく手を乗せて指示を待ったのだった。

 

第28話へ続く。

税理士法人 久保田会計事務所

              
KUBOTAXマガジン 経営を応援するメールマガジン

検索

月間アーカイブ

お気軽にお問い合わせ下さい
電話によるお問い合わせ
075-222-1234

平日 9:00 ~ 17:30

Webからのお問い合わせ
お問い合わせフォーム