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変化
2009年08月03日
先日の日経新聞に、企業の「稼ぎ頭」交代、
というトップ記事が出ていました。
有力企業の主力商品が結構変わってきたことを報じています。
例えば、ユニクロでは、以前は男性向けの製品が主力でしたが、
昨年あたりから女性向けが主力になってきました。
セブン&アイホールディングスでは銀行業の営業利益が
スーパー事業の営業利益を上回っています。
このように既に変化が起こった企業もあれば、
昭和シェルのように、利益の主力を従来の石油から、
5年後に太陽電池に変わるように計画しているところもあります。
過去5年間でトップ事業が交代した企業は全体の1割で、
株価も比較的順調に推移していると書かれています。
これらの企業のリーマンショック後の株価下落率は4%で、
日経平均株価の下落率14%よりかなり良い状態です。
大企業も、かなり思い切って戦略を変化させ、
というか変化することを企業戦略として行っている、
と言うのが正しいでしょうか。
そうして、時代の変化に対応し、さらには次代を造り上げています。
儲かれば何でもするという姿勢ではなく、
きちんとした経営理念の元、企業の目的を達成するために、
主力事業をも大胆に見直していくという戦略には驚きすら感じました。
さて、意志決定が早い中小企業こそ、
本来、変化への対応策は取りやすいはずです。
100年に一度の不況の脱出戦略として、
思い切った変化が求められているようです。
ダーウィンの進化論の中の
「生き残るのは、強いものでも、賢いものでもない、
変化に対応できるものだけである。」
という有名な言葉を思い出します。
税理士法人 久保田会計事務所
税理士 久保田博之
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