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新型インフルエンザ対策マニュアル
2009年05月11日
先週に引き続き、新型インフルエンザがらみの話題です。
経営者の皆さん、WHOの警戒レベルが
フェーズ6になった場合の行動指針となる、
マニュアルは作成されましたか?
必要なマスクなどの備品類、食料は準備されましたか?
今回のような弱毒性のインフルエンザごときに、何も慌てる必要はない、
との声が一杯聞こえてきそうです。
実際に、マニュアルを作ったり、備品類や食料を準備するのは
かなり手間の係る作業です。やってみて始めて気がつきます。
そして、作成している間に、何度も言い訳を考えて
準備しないことにしたくなります。
こんなマニュアル作ったって、使うことは無いだろう、とか、
ここまで準備しなくても良いだろう、あるいは、
そんなに大変な事態になれば、もう仕事どころではない、
赤信号みんなで渡れば怖くない・・・・なんて、思ってしまいます。
先週あたりから、お目にかかるお客様に、
新型インフルエンザ対策マニュアルを作成されたか聞いて回ってます。
なかには、
費用と時間をかけて完璧な準備をされている中小企業もあったり、
全く何もされていない会社もあったりします。
完璧な準備をされている会社の社長さんとお話していて、ふと思いました。
もし、私が何かの仕事をお願いする会社を探しているとしたら、
やはり準備が行き届いた会社にお願いするだろう、と。
その会社は、どんな危機が訪れても、可能な限り事業を継続して、
自社のお客様に製品を提供し続けようとされている、
強い意欲が感じられました。
今までは、対策マニュアルは、自社の事業の危機管理に
必要なツールでありいわゆるコストとしてしか考えていませんでした。
ところが、しっかり準備をしていることを外部に広報することによって、
自社の信頼度を高めるツールにもなる
積極的な意味もあることに気がつきました。
ある意味、目から鱗が落ちたような気がしました。
マニュアルを作成しても無駄に終わるかもしれません、
できれば、無駄になって欲しいところです。
しかし、これが営業ツールになるとすれば、やらない手はないのでは。
パンデミックがおこらなくても営業効果は同じです!
税理士法人 久保田会計事務所
税理士 久保田博之
平日 9:00 ~ 17:30