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偽装・偽装・また偽装(1)

2008年09月03日

こんにちは、財務事業部です。

いつもなら、ここで担当者がH.Nを名乗るのですが・・・。

 

実は9月からブログの書き方が変更になりました。

開始~8月いっぱいまでは、週ごとに各事業部で書く順番を回し、

その担当になった人がH.N(ハンドルネーム)を名乗って

それぞれ思い思いのネタで文章を書いていました。

 

今月からは(すでに掲載済みですが、)月初めを副所長が、

それ以降の毎週水曜日(月末まで)を1つの事業部が

テーマを決めて受け持つことになります。

(ちなみに事業部名で名乗ることになりましたので、

H.Nが無くなりました・・・。)

 

という訳で。

今月は、近頃頻繁に新聞でもTVでも騒がれている『偽装』をテーマに、

4回にわたりつらつらと書かせて頂きます。

 

旧H.N「猫好き」の書く文章なので、タメになる、

お勉強になるようなことはあまり出てこないと思いますので、

そのあたりを踏まえてゆるーく、お読み下さいませ。

なお、どのくらい勉強にならないかは、「財務事業部」の

「猫好き」の過去ブログを見て頂ければわかるかと思われます(笑)

 

さて、前置きが長すぎますね。早速本文へ参りましょう。

 

少し前から、色々な偽装が世間を賑わせていますね。

○○乳業さんの一件以来、立て続けに食の安全が揺らいだせいでしょうか、

最近は偽装=食品のイメージが強いように思います。

とはいえ、偽装・偽造・捏造、そういったものは(官・民は言うまでもなく)

業種関係なく昔からありますね。

 

身近なところであげますと、もう3~4年前の事になるんですが、

印判業を営んでいる私の父がある日、

組合の会合から帰って来た時にこんな話をしていました。

 

なんでも大阪のとある同業者が、機械彫りの印鑑を手彫りだと偽って、

その印鑑を高く販売していたことが分かったそうで、

みんなが迷惑している、というものでした。

 

(昔から父が印鑑を一つ一つ丁寧に手で彫っているのを

見ていた私としては、あまり面白くないのですが、

最近は機械彫りの機械も進化して、その仕上がりは

手彫りと大差無いほど精密らしいです。

しかも、原版さえあれば大量に早く造れるので安価・・・。)

 

職人さん達が心をこめてお客様の為に仕上げた品と

同じ扱いで、偽って売る。

正直、不快に思いました。

手軽な機械彫りの印鑑が普及する中、わざわざ手彫りを希望したのなら、

買い手の側の人にとってそれは特別なものだったのだと想像がつきます。

いくら、出来上がりが似てるとは言っても、

それは無いんじゃないかと思いました。

 

こういうのって、騙される方も悪いとか言う人もいますけど、

騙す人がいなければ騙されること自体無いんじゃないのかと

私なんかは思う訳ですが・・。

皆さんはどう思われますか?

 

勿論、機械彫りが悪い訳でもありません。

うちでも卸して売っていたりもするわけですし。

ただ、そういう使い方は本当にやめてほしいです。

 

ただでさえ、この業界、というか所謂「はんこ屋さん」は

大手メーカーの通販やネット通販の普及で苦しいというのに、

そんな偽装する人までいたら全体の信用もガタ落ちじゃないか、

と本当に苦々しく思いました。(商売あがったりですよね)

 

京都の伝統産業としての「京印章」も

いつか機械彫りに押されて無くなってしまうのかなぁ、

と思うとちょっと切なくなった私でした。

 

ちなみに。

高校生の時、父に「お店を継いだ方がいい?」と聞いたら

「いや、いい」と即答されました。

 

それは、「あんたには無理やわ」という『あいたたた・・』な意味なのか、

年々厳しくなっていく商売をまかせるのは可哀想だ、

という優しさからなのか、どっちですかお父さん(笑)

 

 

*次回は・・・おそらく・・食関係についておしゃべりします。予定は未定。

 

 

 


 

              
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