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◆おにぎり屋たんと【経理編/本編】~第一話~
2009年01月10日
前回、会計事務所を見つけた小町さんでしたが・・・。
その後、無事連絡を取り、相談することができたのでしょうか。
ちょっと様子を見てみましょう。
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「・・・えっと、今日の天気は『曇り』気温は・・『10度』・・
お客は・・・女性客が多め・・やったなぁ・・。」
本日のデータを支払用に用意した現金出納帳に書きとめる。
領収書を整理し、出金額と照合した。
どうしても合わない端数は「過不足」分として処理しておく。
売上の入金分は、これまた入金用にと用意した現金出納帳と照合し、
一致することを確認。
その後、忘れないうちにと本日分の売上金として銀行へ振込に行った。
「・・・あとは・・何があったかなぁ?
通帳の記帳には3日前の木曜日に一回行ってるから・・
次は・・明後日の水曜くらいに行っておけばいいし・・。」
今日中に処理すべきことを一つ一つ思いだしながら、これは済み、
これはまだ大丈夫、と確認していく。
「・・・よっしゃ。ほなこれで今日の分の処理は終わりやな。」
開けていた帳簿類や通帳を閉じて片付ける。
チェック済みの領収書は金庫へとしまっておく。
「だいぶ、この作業に慣れてきたなぁ・・。」
会計事務所に相談に行ってはや3週間。
教えてもらった通りにこなせるようになってきた。
慣れてしまえば、後は単純に繰り返しの作業なので時間も
以前ほどかけずに済むようになっていた。
きちんと処理をするようになって、毎日の積み重ねが大事だと
改めて実感する。
以前は『またあとで』『面倒やし適当でいいか』そんな処理だったので
尚更だ。
あれでは時間がかかって当たり前、というかあんなどんぶり勘定で
店をしようとしていたことが少し恥ずかしい・・・。
「・・・っていうか、あれを先生に話したっていう自分の過去を消したい・・・。」
きっと、海苔巻さんも呆れてたと思う。
にこにこ笑ってたけど、内心苦笑してたんじゃないかと思う。
(私が相談受ける立場やったら顔に出してたかもしれん。)
「さすがプロの先生やわ・・・。」
・・・思わず変な感心の仕方をしてしまった。
「・・・とりあえず、月々の帳面が出来たら
その都度持って行くってことやったし。」
次に報告に行くときは、少しは褒めてもらえるだろうか。
「なんか先生に宿題を提出するみたいな気持ちやなぁ・・。」
苦笑しつつ、食卓兼事務机の上を片付け始める。
「・・・あいたたた・・・。」
・・・・・腰にキた。
腰を拳でとんとん、と叩きながら作業を続ける。
「なんか、どっと老けた気がする・・。」
どうやら同じ姿勢で帳面を付けていたので
身体が固まってしまったようだ。
片付けを終えると、伸びをして身体をほぐす。
首をまわすと、音が鳴った。
(さっさとお風呂入って今日はもう寝よう。)
・・・・・こうして、私の一日は過ぎていったのだった。
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どうやら、うまくいっているようですね。
以前の様に、「どうしたらいいのかわからへんっ!」と
頭を抱えることも無くなったようです。
では、小町さんはどのようなアドバイスをもらったのでしょうか?
少し、時間を巻き戻して見ていくことに致しましょう。
第2話へ続く。
平日 9:00 ~ 17:30